綱本 将也講談社
価格:
570円

おすすめ度の平均:


ここ数年、現在連載中のサッカー漫画の中では、最もお薦めできる作品です。
現実離れした超プレーや天才といったものなどとは異なり、限りなく現実的でリアリティのある描写が秀逸な作品になっています。
主人公が監督ということもあってか、若干、フィールド外の話が多い感もありますが、
意味がないものや、サッカーと全く関係ない「誰もそんなこと聞いてないよ」的な話ではなく、きちんとサッカーが絡んでいる点もポイントが高いです。
熱血!のようなスポーツ漫画ではなく、大人風味に淡々と深々とサッカークラブを描いたこの作品。
サッカークラブのファンには、是非読んで頂きたい作品です。

前作「U-31」の人気低迷(打切り)の主因は、原作者と作画担当との
相性の難しさ(合ってなかったわけでもないけれど)にあったのだろう。
この新作は相性バッチリ!! それぞれのキャラ設定(実際のサッカー界に
棲息してそうな)も見事で、サッカー漫画の金字塔になる予感がびしばし
漂っている。早くETUの契約選手数などの、設定の全貌も読ませてほしい
・・・

監督が主人公の異色のサッカー漫画。
物語としてのエンターテイメント性も保ちながらも、
試合の描写はかなりリアルである。
現在あるサッカー漫画の中で一番臨場感がある試合描写じゃないかとも思う。
もちろん試合以外の部分も、サッカーの魅力を存分に体現するような
登場人物や背景が描かれている。
スタンドとピッチが近いスタジアム、
クラブシーンをまず追いかけるメディア、
世代を超えてスタジアムへ通うサポーター。
現実の日本サッカーのクラブシーンを見つめる人たちには、
なんとも羨ましく素敵な光景じゃないかと思う。
そして作者は、この漫画に描かれている世界を待ち望んでいるのではないか。
もちろん僕らも。

モーニングは見ていなかったのでこの漫画の存在自体を知らなかったのですが、どこかで知ったので一巻くらいは読んでみようと思って買いました。
スポーツの漫画はたくさんありますが、監督の漫画は珍しいと思います。
でも、監督だけではなく、新人やチームのベテランなどいろんな人にもちゃんとスポットを当てているので、色々な考えが混ざり合って一つのチームが出来ているんだなぁと、改めて思ってしまいました。

今まで読んできたサッカーマンガとは違うところ、それは私がこの作品を読んで初めてサッカー観戦をしたいと思ったことだ。
というのも今まで読んだサッカーマンガではわからなかった「サッカーの楽しみ方」を
この作品で教えられたような気がするからだ。
正直今までサッカーには全く興味がなく、テレビ観戦さえほとんどしたことがなかったが、
今年は地元チームの試合を是非とも観に行こうと思った。
そういう気持ちが湧くのはやはり、今まで読んできたサッカーマンガはあくまで
選手にばかり主点が置かれ、その選手以外の人とかその人の働き・効果とかはほとんど
描写されていなかったと思うが、このマンガはそうではない。主人公である監督しかり、経営陣しかり、サポーターしかり、
子供しかり、いろんな人の思いが同時進行しながら進んでいっている。
もちろん、サッカーの描写も非常に魅せられる。視覚効果がうまい。読んでいて気持ちが沸きあがる。
個人的に特に椿くんに惹かれてます。頑張れ椿くん!