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クリスマス・テロル―invisible×inventor (講談社ノベルス)



クリスマス・テロル―invisible×inventor (講談社ノベルス)
佐藤 友哉
講談社
価格:   840
クリスマス・テロル―invisible×inventor (講談社ノベルス)

おすすめ度の平均: 3.5

5 ミステリのトリック自体が寓意になってる、という解釈の仕方をしたのだが、単に娯楽としても読めそうな作品。佐藤さんの小説はエンタメだと思ってた部分こそにその小説の核があったりして、えっ?!そういう作品だったの!?と思わされることが多い。 もしも読んで何も思わなければハイそれまで、な面もあるが。 少なくとも僕自身は、この作家をいない存在だと無視することは金輪際ないだろう。

2 読みやすいが、面白いかというと、微妙。。 ストーリーは、ポール・オースターの「鍵のかかった部屋」である。 この物語でも随所でオースターの本が登場してきてるので、作者が意識したことは明らかだ。 あとは、京極夏彦「姑獲鳥の夏」の影響も見られる。といっても、京極小説のような美しい論理的構造や衒学的な要素に影響を受けているのではなく、あの物語の表面的な部分の影響を受けている。あそこで知った、「へえ〜そういうこともあるのかぁ」という部分の流用というか。しかし、京極と違い、使い方がイマイチで、謎に対する説明としてまるで説得力がない気がした。 終章に至っては、作者は物語を完結することを諦め、筆を投げたのか、突然、小説とかミステリとかに対する語り、というか愚痴が始まる。 で、もうこのシリーズは書けないよと、泣き言が始まるのだ。いったん物語を終わらせて語るならまだしも、物語に連なる「終章」という形で、愚痴るのはどうかと。。 フリッカー式を読んでも思ったが、何故、この著者はそれまで普通に書き上げてきた物語を、終章に来てぶちこわしてしまうのか。 なぜ、この本がこのまま出版されてしまったのか疑問に思う。

3 何だこりゃ。 こういう作品があるから佐藤て不思議だよねぇ。 簡潔ではないお話。 完結しない物語り。 見る者と見られる者。 書くことの孤独と絶望とそして、狂気。 少女が逃避の先に見つけたものは、一体なんだったのか。 僕はよくわかりませんでした。 何かを狙ったのかしら? 狙いすぎてちょっと的をハズしたかしら? でも佐藤友哉ってこともあって星3つ。

2 よくわからなくなった。 あんまり難しいレビューは書けないけど、 密室なのはわかったけど、ほんでどうなったの?って感じにしかわからない。 読み終わった後も???となる。推理小説やと思って読んだら、間違いですね

4 ストーリーは面白かったと思う。<br>ありえないトリックも、まともな推理小説だという勘違いをして<br>いなければ別に妙な反感は湧かない程度。<br>結局のところ、佐藤 友哉の書いたモノの読みどころというのは<br>「壊れてしまった」登場人物の心情や判断であって、状況に対する<br>回答の正当性や、ましては現実感などというものではないはず。<br>(それは西尾維新にも同じ事が言える)<br>つまり、推理小説を題材にして壊れた人達を書いているのではなく、<br>壊れた人達を題材にして推理小説を書いているのだ。<br>ここを取り違えると、この作者の本は読めない。<p>・・・まあ、そんな事はどうでもいいけど。<br>とりあえず、終章の内容等の、本編に何度か登場する作者の愚痴(?)<br>は、書く場所を間違えているように思う。<br>どうしてこんなものをこの本に書くのか、その意図が分からない。<br>だって、「届かない届かないどうせ分からない」と連呼している相手は、そう言っている作者の本を手にとって読んでいるのだ。<br>そして理解しようとしている、あるいは理解しているのである。<br>作者は、理解者に諦念を示す事で何を求めているのか・・・。<br>この作品は、問題作だとか傑作だとか書いてある帯がついていたけれど、もしかしてこの作者の愚痴の部分を削れば普通の作品なのでは?<br>というのが私の結論です。<br>そして、上記の事が作者にも分かっていないわけがないので、<br>もしかしたら何か別の意図があり私の理解が及ばないのか、<br>もしくは・・・新手の冗談なのでしょうか・・・。